知人がサイドビジネスを考えているようだ。 | 孤独が好きな寂しがりやBlog

知人がサイドビジネスを考えているようだ。

まぁサイドビジネスをやるのは個人の考えなのであまり口をはさもうとは思わなかったが、知人がいうサイドビジネスは株投資らしい。いや、それもサイドビジネスの一環なんだろうけど、サイドビジネス=商売という図式が固定観念であったので、サイドビジネス=株取引という答えを受けて、正直面食らってしまった。

っつーか株取引はビジネスとゆーよりは貯蓄の一環だと思うのだが、皆様いかがお考えでしょうか?


何でも、少年週刊マガジンで掲載されているそーゆーマネーゲームを取り扱った漫画を見て影響されたらしい。<B>うあ、発端からして不純なんですけど</B>。

話を聞くと、本当にいろいろと調べているらしい。さっき書いた(リアル)株取引もそうなんだけど、株の信用取引とか為替信用取引とか。考慮の一つ、という事で先物取引と聞いたときは本気でのけぞったけど。っつーか一つ忠告しとくけど(したけど)、先物取引だけはヤメとけ。あれは紛れも無くギャンブルだから。
<B>ストックの切れた【GOD】【GOD】【GOD】に突っ込む以上のギャンブル</B>、と言えばスロッターの方には理解してもらえるかと。


そんなワケで(どんなワケだ(^^;)自分的マネーゲームの考え。

リアルな株取引はいいですよ。
会社が倒産しない限り、株券は「一応」財産として扱われますし、微量ながら配当もある(かもしれない)。ある意味では普通に預金するのと変わりはないわけで、また企業によっては株主優遇制度もあるから、それを利子代わりに…という考え方もあります。
もっとも株価が下がったら泣き目をみますし、そこまでの額を一般ぴーぽーが用意できるとは思えない(苦笑)


ただ、その知人が考えていたのが、株・為替の信用取引。
自分としては「損するだけだからヤメとけ」と一応は言っておきましたけど、多分説得できなかった(?)だろうなぁ。

株の信用取引は準備したお金の3~5倍の額で動かせたのかな、確か。為替は10倍の額を動かせる。
要はハイリスク・ハイリターンなのが信用取引なんだけど、これは下手したら一瞬で用意したお金を全部溶かされる危険性があるわけ。ハイリスク、というのはそういう事を指して言っている。株はそこまで逝っちまうことはないけど、為替は本気で溶かされる危険性がある。

為替信用取引で負けるパターンを順番に書いていくと、

1:100万円用意しました。
2:10倍の信用取引が可能ですので、
  名目1000万円の取引ができます。
3:1000万円分、全てドル買いで逝きます
  (1000万円=10万$持ち)
4:ドル安円高で10%分の損が出ました
  (1$=100円→1$=90円)
5:損額を計算してみたら
  10万$→9万$=900万円(赤字100万円)
【10/16訂正】
  10万$=1000万円
   →10万$=900万円(赤字100万円)
【10/16訂正終了】

6:決済したら100万円の赤字ですので、100万円支払ってください
  →DeadEnd =□○_

手数料とか追証とかスワップコストとかという専門用語を端折っていますが、こういうパターンで大損こく事が可能(?)です。
さらに恐ろしい事に、4.の時点で代理店が「強制的に」決済しちゃいますので、いつのまにか100万円失っちゃうわけです。ええ、例え仕事中でも寝てる時でも彼女とイチャイチャしてるときでも。

まぁ1$が10円分もドル安円高喰らってDeadEndになるっちゅーパターンはほぼありませんが、(参考資料:えこのみっくぱらだいす円高と円安円高と円安Part2
この1/10でも被害を喰らえば10万円のお金が溶かされるわけなんですね。

逆にいうと、勝った時は資産が大幅に増えるんだね、という事にもなりますが、そこが微妙な落とし穴。
手数料を代理店に取られるわけですから(ドル買いのときに手数料、決済時(ドル売り円買い)にも手数料)、
10%分の利益が出たところ(資産2倍にしたつもり)で、概ね8%分くらい(目安:2倍が1.8倍程度)の利益にしかならないわけです。<B>税金も取られるし。</B>

同じ10%分の利益・損益でも、自分の手に入る額は、出る時よりちょっと少ない。
そこが信用取引の微妙なところ(だと自分は思っている)


株の信用取引も概ね同じですね。
負ける時は本気で目の前が真っ暗になるくらいに大損こいてます。

まぁ唯一の利点が、日本円しか持っていないのに「ドル売り円買い/ユーロ売り円買い」という裏技を使えることですか。ですがそれが使えても<B>負けちまったら何の役にも立たないんですけどね</B>


で、自分がなんでこんな事書いたか、というと、かつて信用取引をやってた会社に派遣ってたことがあるからです。お仕事の内容は「為替信用取引のWeb売買システム運用」なんですけど、意外に事務業務見たいな事もやらされまして、信用取引/(別部署でやってた)先物取引についていろいろと知ってしまったんですね。<B>グロいところも含めて</B>←コレが書きたかった
高校の時に選択していた「政治/経済」「現代社会」がこういうところで役に立つとは思わなかったなぁ、あの時は。


で、自分的マネーゲーム必勝法。
ただし非合法を含む。


1:為替信用取引
これは紛れも無く<B>情報が命。</B>
常にナマの情報を手に入れる体制を取って置くこと。
そういった意味では、ブルームバーグとかロイターのアレ(名前を忘れた)が必須。それを持っている代理店を選ぶと吉(ただし24時間電話窓口アリが前提)
反対売買(ドル売りとドル買いを両方行っておく事)しておけば動きやすい。

ただし、手数料が安いからといってネット取引はあまりお勧めできない。携帯でも出来る所があるようだけれども、代理店のセミプロを介した方が無難。
彼らが情報をより握っているので、第三者的な意見を聞けるのが大きい。


2:株の信用取引
株の信用取引は、市場の噂(専門用語を忘れた)如何によって動く可能性を含んでいるので、本当の意味でどう転ぶか分からない。
為替信用取引と同様、情報は命であるが、そこまでの確実性を持っていないと覚悟しておくべし。
<B>株で確実に勝つためには、インサイダー取引しかない。</B>
非合法の沼を逃れる手法を確立して取引をしないと、安定して勝つのは難しいと考えた方がよい。


3:先物取引
<B>ぶっちゃけギャンブル。</B>
株以上にどう転ぶか分からないのが先物取引。
勝つ方法は、実際にモノを大量に動かす企業に食いついて「おこぼれに預かる」形しか無いかと。
小豆といった農産物に関しては、天候がモノを言うので、それのコネがあると面白い。


ま、最後に書いておきますが、アマチュア以下「だった」人間の意見ですので、<B>本気にすんなよ。</B>