冗談抜きで戯れ言 | 孤独が好きな寂しがりやBlog

冗談抜きで戯れ言

2007年から2010年を中心に(2005年~2010年)団塊の世代が定年退職する。男女を合わせるとその数は1000万人超(団塊の世代・新版の前書きより参照(堺屋太一氏著作)参考)

たかだか5年ほどの間に、総人口の7%弱(労働人口を考えると若干変わるかも)が現役引退するわけだ。

もっとも、仕事に情熱を持ってた世代でもあるから、賃金が下がっても働きつづけたい、という人もいるだろう。

概ね60代になれば子供も独立しているし、ローンも支払い終わっている事から、ある程度収入が落ちても生活できる(65歳から年金を受給するとしても)。


個人的には、失業率云々を考えれば「大人しく縁側で猫を膝に茶でもすすって日向ぼっこしてやがれ」と言いたいけれども、働く事が生きがいというか習性にもなっているから、邪険に扱うわけにもいかない。社会的混乱につながるかもしれないし(家庭・仕事的な喪失感から老年の凶悪犯罪もちらほら聞くし)

せいぜい、月の給料を30万弱に抑えて年収を400万前後に抑えて、定期的に医者に見せてドクターストップがかかるまで(70歳弱前後?)コキ使うしかない。っつかそれでも社会保険でカネが吹っ飛ぶ事は間違いないケドさ。



それはともかく、定年を迎える世代が抱え込んでいる資産は40兆円~50兆円と幅広く試算されているけれども、最低であっても膨大な額だ(事実、消費額は40代以降が多い。よく考えたら20代~30代は給料安いし)

で、勢い話題になるのが、その羨ましい程の資産を「いかにしてブン㌦か(消費させるか)」という点になるのだけれども、すでに定年を迎えた人の推移を見ると、趣味、旅行、読書、と軒並みスタンダードな事やってる。趣味って言われてもなぁ。大体、旅行も読書も趣味の一つじゃん。

そーいや最近、書籍関連で地味な歴史関係とか民俗関連の本が売れているとか聞いた事ある。事実かどうかしらんけど。


もっとも、インターネットを始めた、と言う意見もあり、こちら方面でもやはり時代の趨勢と言おうか、パソコンを扱う、というのも目立つっぽい。

ただ、彼らがHP作りましたとかBlog始めましたとかが目立たないんで、リードオンリー……っつかROM専門って書いたほうが分かりやすいか、とにかく読んだりするのに力を注いでいる模様。

人生枯れた連中がどのサイトに興味を持っているのか想像できないけれども(ニュースとかは置いといて)、何気にそういう隠れた所にビジネスのタネがある予感。ベンチャービジネスでそちらにタネ銭突っ込むのもいいかもしれん、と思う今日この頃。




で、本題。


エロゲー自体は概ね30代前半以下の世代を見繕った業界だけど、じゃぁ現役引退を迎える連中の購買意欲はどうよ、と考えたら

「あり得ないだろう。だって枯れた連中が2次元に萌え~とか言うわけ無いじゃん。

 っつか皺くちゃな爺婆が『萌え~(はぁと)』とか言ってるトコ想像しただけで吐くべ」

って無難(?)な結論に行き着く。


ところが、エロゲー業界は別名美少女ゲーム業界ですな。

美少女とは虚構の世界の住人であるけれども、突き詰めて言うと

「エロゲー」-「エロス」≒「美少女ゲー」

という図式が完全に、とは言わないけれども大体成立する。


KanonとかAirとかは家庭用コンシューマ機に(えろシーンを抜いて)移植されたし(っつかそもそも使えないし)、

かの「保存用」「プレイ用」「持ち運び用」という既知外連中を生み出した「ときメモ」にも(エンディングとかに)えろシーン入れれば立派なエロゲーになるし(あの絵で使えるかどうかは置いといて)、

自分の大好きな「ウィザーズハーモニー」とか「悠久幻想曲」とか「エターナルメロディ」とかも立派にエロゲー足る要素もあるし(ヒロインエンディングだけでなく男エンディングもy=-(; ゚д゚)・∵.ターン)



で、何が言いたいか、というと、エロゲーという観点ではなく、美少女ゲームという観点から定年を迎えた連中の襟首を掴む事は不可能なのか、という事。


無論、現在のような恋愛系とかでは無理だろう。そもそも、そこで中年以降の襟首掴むことが出来てたならすでに掴んでいるはずだし。

今まで培った美少女ゲームのノウハウに「プラスアルファ」を使えばどうか。


決して不可能ではないと思う。

何故なら、パソコンを扱う以上、フォントサイズとかその他いろいろを変え、老人にウケそうなモノを見つければいい。


ただ、どうやって売るか、と言う問題も発生する。

爺婆連中がえろげ売り場はともかくゲーム売り場に行ってまで買うかどうかは分からない。っつかその目は低い。

最近流行のDL販売ならどうにかなるだろう。

テスト版DL→製品版買えや( ´∀`)ゴラァ

という図式なら、ネタ次第で購入してくれる目も存在する。



多分、今までの常識では、今まで書いた事を実現できない。

いわゆる発想の転換、逆転の発想。


60代前後をターゲット層を見越した場合、彼らは何に興味を示してくれるだろうか。