ヘラクレス12の使命 | 孤独が好きな寂しがりやBlog

ヘラクレス12の使命


ギリシャ神話で「最強の男は?」といわれたら、大体ヘラクレスの名前が出てきますね。
ヘラクレスの物語は、ヘラクレス自身の死で終わりますけれども。

ただ、読んだことがある人は、ヘラクレスの死は日本武尊(やまとたけるのみこと)っぽい流れに近い(というほど近いわけではありませんが)と感じるのではないでしょうか。

日本武尊は熊襲討伐やらなにやらで東奔西走するのですが、ヘラクレスには有名な12の使命が与えられます。
そして伴侶を得て一時の安息を得たのだけれども……という流れですね。
英雄不死願望というのとはちょっと違いますが、人類に共通する「物語の王道パターン」と言えるかもしれません。


とりあえず、雑学の一環として、
ヘラクレスの12の使命をここに上げておきます。

……まぁなんだ、テーブルトークRPGとかゲーム(エロゲー)のネタとかになる、というのではないので気にするな(笑)
不可能ではないケド、ね。


●第1の使命
矢や棍棒を跳ね返してしまうネメアの谷に住まうライオン退治。
このライオンは家畜を食い荒らすので退治してくれ……という事。
武器が効かないなら……なのかどうかは不明だけど(笑)、武器ではなくて素手で絞め殺す超ガチバトルで退治してしまう。
倒した後は、ライオンの皮を被り、頭を兜代わりにして帰還。

●第2の使命
9つの頭を持ち、毒のブレス(息)を吐くレルネの沼に生息するヒドラ退治。
ただし9つのうち1つが本物で不死、それ以外を叩き潰しても2つになって復活するという、まさに化け物。
偽者の頭を斬り飛ばすのと同時に焼いて頭の複製を復活させない、という方法を取って本物だけを残してラストバトル(?)。
不死の頭は地中に埋めて退治(突っ込み厳禁)。
鏃(やじり)をヒドラの血に浸し、毒矢を作る。

●第3の使命
黄金の角と青銅の蹄(ひづめ)を持つケリュネイアの山に住まう牝鹿を生け捕りにする。
牝鹿が疲れさせるために1年間も追っかけつづけて(突っ込み厳禁)捕獲。

●第4の使命
凶暴で巨大なエリュマントスの山に住まう猪を生け捕りにする。
追いかけつづけて疲れたところを捕獲。

●第5の使命
30年間も掃除をした事ない、3000頭の牛の入るアウゲイアスの牛小屋掃除。
牛小屋を洗い流す為に、アルペイオス河とベネイオス河の水を牛小屋に流し込んで(突っ込み厳禁)清掃完了。

●第6の使命
嘴(くちばし)・翼・爪が鉄でできたステュムパロスの湖畔に住まう怪鳥退治。
女神アテナから借りた真鍮のシンバルで脅かした後、ヒドラの毒を塗った矢でことごとく射殺。

●第7の使命
クレタのミノス王がケチって貧相な牛をポセイドンに貢いだ為に、凶暴化したクレタ島に住まう牡牛退治。(結構有名)
ナチュラルに戦闘して生け捕りにして終了。

●第8の使命
トラキアのディオメデス王が飼っていた、鼻から炎のブレスを吐く人肉好みの牝馬(4頭)退治。
ディオメデス王をとっ捕まえて牝馬に食べさせたら見事に牝馬はおとなしくなって捕獲される。

●第9の使命
アマゾン(一つの乳房の意味)の女王ヒッポリュテが持つ「アレスの帯」を持って帰ってくる。
最初はヒッポリュテも好意的であったが、ヘラ(ゼウスの鬼嫁)の邪魔が入ったため険悪化。
(心ならずも)ヒッポリュテを殺害してアレスの帯を手に入れて帰還する。

●第10の使命
1つの胴体に3頭分の頭と足を持つアフリカのゲリュオン王が持つ牛を狩ってくる。
番犬を殴り殺し、ゲリュオン王と巨人の牛飼いを射殺して牛を連れて帰る。
連れ帰った牛はヘラに捧げられる。

●第11の使命
ヘスペリデス(太陽が沈むところに住まうニンフたち)と龍の護る園にある黄金の林檎を持ってかえる。
園には巨人のアトラスしか入れないが、アトラスは天空を支える仕事に就いている。
そのため、ヘラクレスが変わりに天空を支えている間にアトラスが黄金の林檎を持ってくる事になる。
(この前後にエピソードがあるけれども割愛。後にアテナの手によって黄金の林檎は園に戻される)

●第12の使命
冥界に住む番犬ケルベロスを生け捕りにして連れ帰ってくる。
冥界の王ハデスは武器を使わずにバトルって勝ったら、という条件をつける。
ネメアのライオンの皮を被ってバトルって、ケルベロスの頭をキャメルクラッチして捕獲して連れ帰る。
(その後、アテナを経由して冥界に還される)


ヘラクレスは、これら12の使命を10年以上かけて解決してます。
しかし……首締めたり河の水を流し込んだりって普段TRPGで自分がやってる行動と同じなんですが、おいらはヘラクレスの血をが流れている、という事でファイナルアンサー。