久々ゴーログ@経済学&経営学初心者 | 孤独が好きな寂しがりやBlog

久々ゴーログ@経済学&経営学初心者

元ネタは大手銀の貸し出しスタンスの変化注視 @週刊!木村剛様


|大都市圏では、
|地価が下げ止まり傾向にあることもあって、
|不動産開発が活発化しており、
|不動産融資も活況を呈している。

2年くらい前から、中央線高架線もあって、地元武蔵小金井の建築関連事業が進んでいる。
自分が愛好していた惣菜屋などの小さなお店(小金井街道沿い)も軒並み倒産、ではなく、建物を叩き潰し、道路から引っ込んだ場所に新規店をオープンした。形としては、道路拡張の為の土地確保、という具合。

それだけだったら対岸の火事だったんだけど、今年4月にアパートの契約更新しに逝ったら
「来年以降の予定だけど、石原慎太郎都(東京都)がアパートを買い上げて道路拡張するんで、そんときはお金貰って出て逝ってね(はぁと)」なんて見事スマッシュヒットをげっと。見事なまでに当事者の仲間入り。ん~中央線沿いで54000円(共益費込み)・駅から徒歩5分なんて物件、何処を探せばあるんだよ、と激しく石原慎太郎都知事を問い詰めたい。激しく問い詰めたい。そんなワケで次回の都知事選挙はあんたにゃ投票しない事にするんでそこんとこスマン。

話は脱線したけど、木村氏の言うように、確かに駅前の大型事業にお金が突っ込まれているのは事実のよう。あくまで見た感じだけど。
だけど、木村氏の言っている「中小企業向け融資が本当に正常化する兆しなのかもしれない」というのは少し事情が違うような気がする。土木関連は見た目が派手だし動かすお金の量が多いけど、不良債権の額面を考えれば、土木関連に回ったお金の額が多すぎて返って中小企業に回っていないんじゃないかな、とシニカルに見れない事もない。

企業の運営システムにIT関連が見事に食い込まれている現状を考えた上で、中小企業の人材募集とか市場規模とかをこの数ヶ月間ウォッチしてきたけど、内実は上向き・下向きに振れたものの総合的にはあんまり変わっていない感じ。ぱっと見、大企業傘下が横ばい、独立(?)中小企業が微妙に下方、それぞれの一部中小企業が大きく成長してトントン、という具合。まぁ成長する中小企業が存在するのは世の常なんで、その数が増えたかどうかが問題なんだけどさ。

マネーサプライ(通貨供給量@金融機関以外の民間部門が保有する現金通貨・預金通貨などの残高)は大企業込みで確かに高水準っぽいけど、むしろ労働量から見たらあんまり高水準だからといって楽観できないような気がする。消費に最も影響を与える給料が増えてないし。っつか残業代とか超過勤務手当てが毎月20Hまでなんて制限を見たら、マネーサプライがどうこうという次元じゃないような気がする。
所得税増税もつい最近のニュースであったし、それを考えるとどうも……ね。


そういえば最近気付いたんだけど、地元の東京三菱銀行・小金井支店が土日に(日曜だけだったかな?)中小企業向けの個別説明会みたいなのを案内していた。
そういった意味では、木村氏の言うように「中小企業にとって干天の慈雨になるだろう。」というのは多分、当たっている。だけど、それも即効性のある代物じゃないし、実際に効果を求めるなら(数字に反映されるなら)それこそ「下手な鉄砲なんとやら」で行くしかない。それで損失出したら、指差して笑われるし。バブルは時代だった云々って詭弁カマした銀行関係者もいたけど、健全経営目指して失敗したら本気で目も当てられない。っつか本気で失敗したらリアルに詰め腹斬らせろ冗談抜きで。


しかしまぁなんだ。大企業も含めて、中小企業にカネ貸すっていうのは本来の銀行業務のまっとうな道なのは間違いない。それを上手く回してくれたら高給取っても文句は言わないよ、自分は。週刊誌が騒ぐかもしれないけどさ。


そんなワケで、木村氏を含めた銀行関係者の皆様、高給を取るだけの仕事をお願いします。



当然、心意気とか理想じゃなくて、結果を出しさえすれば、ね。